ギャップ、GAPは、1969年にドナルド・フィッシャー氏とドリス・フィッシャー氏がサンフランシスコのオーシャンアベニューにオープンしたのが始まり。SPAモデルを取り入れアメリカを代表するカジュアルファッションブランドに成長した。自ら製品を企画し、自社製品として委託生産させ、自らのチェーン店で販売する製造小売業(SPA:specialty store retailer of private label apparel)という形態である。これは、1986年にGAPが提唱した概念である。
 アメリカのカリフォルニア州、サンフランシスコに本社があり、日本、カナダ、ヨーロッパに支社を持ている。また、ギャップ以外にも、オールド・ネイビーとバナナ・リパブリックというファッション・ブランドを傘下に持つ。2008年のギャップの報告書によると世界中で3100店を持ち、134,000人を雇用している。
 1969年にユダヤ系アメリカ人のドナルドとドリス・フィッシャー夫婦によって始められたGAPは、ヒッピー運動と関連して注目されるようになってきた子供と大人の間、いわゆるティーン世代をターゲットにした洋服を手がけることで急成長する。1990年までリーバイ・ストラウス社のジーンズを店頭で扱っていたが、それ以後はプライベートブランドを販売している。 GAPの名前の由来は、ドンとドリスが友人たちと“ジェネレーション・ギャップ”について討論していたときに思いついた名前だと言う。
 2007年7月からのCEOはグレン・マーフィーが務めた。かつてのCEOにはポール・プレスラーがいたが、この人は、以前はディズニー社のテーマパーク部門の責任者であった。ドナルド・フィッシャーは役員会議の会長職を辞しており、息子であるロバート・フィッシャーがその後を継ぐと予想されている。フィッシャー一族は全体の25%の株式を保有しており、依然として大株主である。
 オールド・ネイビーは1994年に第一号店を開き、ヒップホップを意識したデザインなど、低価格路線を目指している。1983年に買収したバナナ・リパブリックは、それまでのサファリをイメージした路線を捨て、高級服路線を目指している。2004年にGAP社はドイツから撤退し、ヨーロッパでの最大の競争相手であるスウェーデンのH&M社にその店舗を売却している。
 GAPの企業ロゴは1988年から使用。2010年10月に新ロゴを発表したが、従来とイメージが大きく異なり不評だったため、わずか1週間で新ロゴの採用を撤回している。その過程では消費者からデザイン案を募ったが、これも併せて撤回された。ただし完全に撤回したわけではなく商品ラベルなどに使用されている場合がある。

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